ジルコン 間違いやすい宝石
ジルコンは純度の高いものは無色透明ですが、不純物の種類によってさまざまな色があり、オレンジ、バイオレット、緑、赤、青、黄、茶と豊富で、その中でも人気が高い色のひとつはゴールデンブラウンです。
そして、輝きの美しいものほど品質が高いと言われ、産地としては、オーストラリアを含むアジア一帯に多く、特にインドやスリランカで採れたものが良質とされています。
また、ジルコンは、ダイヤモンドやキュービックジルコニア(人口宝石)と混同されることがあり、ジルコンは天然石ではなく合成石であるとか、ジルコンとキュービックジルコニアは同じものであると誤解する場合もあります。
さらに、無色のジルコンはダイヤモンドと似ているため、ダイヤモンドに間違われたり、以前はダイヤのイミテーションとして用いられたこともあったのです。
上記のようなことから原因はおそらく、以前の使われ方や、名称が似ていること、そしてジルコンの知名度が低いことなどが影響して間違われる場合があると思います。
そのように、歴史的に重宝されてきたジルコンですが、先に述べましたように、色合いはさまざまなものがあり、天然n宝石としての知識をしっかり身に付ければ、価格もリーズナブルなものが多く、色石を楽しむにはとても良い素材かもしれません。
産地
カンボジア、タイ、ベトナム、スリランカ、オーストラリア、ブラジル、フランス、マダガスカル、モザンビーク、ナイジェリア、ロシア、南アフリカ、タンザニア