ヒデナイト クンツァイト スポジュメン種の宝石
クンツァイト
スポジュメン種が発見されたのは比較的最近のことで、そのなかのクンツァイトは石が大きくすばらしい光沢と魅力的な色をもっていて、1902年、初めてこの石の存在を報告したG・F・クンツにちなんでクンツァイトと名付けられました。
色は、ピンク、ブルー系のライラック、明るいバイオレット系のピーチピンクなどの愛らしい色をもっていて、これは、含有するマンガン量によって変わっていきます。
採掘されるクンツァイトの色は淡いものが多く、クンツァイトは多色性がありますので角度によっては紫が強く見えたり、淡い色合いに見えたりするのが特徴で、鮮やかな色の天然石は少ないので高価になります。
また、ブラウン系の石を加熱して魅力的なピンクに変色させる処理は、かなり普及していて、硬度は6.5〜7ですが、脆いため取り扱いには注意が必要です。
そのほかの色では、イエロー系はトリフェーンやイエロークンツァイトと呼ばれています。
ヒデナイト
スポジュメン種のもうひとつはヒデナイトです。
1879年に、A・E・ヒデンによって発見されたので、ヒデナイトと名付けられました。
ヒデナイトの色は淡いイエローグリーン、柔らかなブルー系のグリーンと、明るいエメラルドグリーンがあり、そのエメラルドグリーンの石はとてもめずらしく非常に高い値が付きます。
産地
ブラジル、アフガニスタン、マダガスカル、ミャンマー、パキスタン、アメリカ