鼈甲の上手な見分け方


鼈甲の見分け方 本鼈甲

 

べっ甲の見分け方

べっ甲(鼈甲)は、アクセサリーやかんざしに櫛、または、オブジェや工芸品などさまざまな製品が作られていて、鼈甲製品は歴史がありますので、見分け方にもある程度の歴史認識があったほうがよい場合があります。

 

さらに、古くから鼈甲の模造品もたくさん作られていて、プラスティックや木で出来たものは流通量も多く出回っています。

 

そのような多様な製品の見分け方が求められますので、見た感じの質感や色合いだけで判断する場合は経験が必要になる場合があり、鼈甲に漆を塗ったり、彫金風にコーティングしているものなど、とても見分け方の判断が難しい場合もあり、さらに、大きな動物の爪を加工して鼈甲に似せているものも作られています。

 

べっ甲の見分け方

鼈甲の見分け方の特徴のひとつとして、ルーペで見ると張り合わせによる層が線状に何本も入っていますが、漆や彫金を施していると確認しにくいときがあり、そのときは、その漆の質や全体の重さに彫金のクオリティやプリントの貼り付けかどうかなど、そのほかの手がかりで見分け方を見つけていきます。

 

なお、動物の爪などもルーペで見ると線状が幾重にも入っている場合がありますが、相対的な見分け方として、線状の質感が違ったり荒かったりして若干の違いがあり、それと、動物の爪は鼈甲より重量感がある場合があります。

 

そして、身近な鼈甲製の装飾品としては、めがねフレームやネックレスにチョーカーが人気で、鼈甲本来の色合いを活かしたものや、彫金などの細工を施したおしゃれなデザインのものが作られていて、これらは個別の見分け方が求められると思います。

 

また、ある程度手が込んだハイクオリティな製品では模造品はあまり見かけませんが、それらの見分け方は経験が必要かもしれませので機会がありましたらトライしてみてください。

 

また、お手持ちの鼈甲製品で見分け方が気になるものがありましたら鑑別書を取得するのもひとつの方法です。

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