ブシュロン 稀有なブランドジュエリー
1858年、フランス人のフレデリック・ブシュロンが創業した宝石メーカーです。
ブシュロンの特徴は、本人はデザインのアイデアや製作開発をせずに、商売人として成功したことです。
オーケストラで言えば指揮者であり、実務を受け持っていたのです。
そして、その息子であるルイ・ブシュロンに引き継がれていくと、アールデコ期などでも躍進を果たすことによって成功していきます。
さらに、ロンドンやニューヨークにも進出して、着実に宝石商としての地盤を固めていくことになるのです。
また、イランの国王からの注文やイラン皇室が持っているペルシャ伝来の宝石ジュエリーの調査も依頼されています。
さらにルイの子供の時代を経て、経営はイタリアの企業グループに移っていますが、現在もヴァンドーム広場で華やかな宝石ジュエリーの一翼を担っています。