誕生石のジュエリー 欧米との比較


誕生石のジュエリー 宝石の国別の違い

 

アクアマリン

幸運をもたらすあなたのストーン

誕生石は、18世紀にユダヤ人が主流であった宝石商がポーランドで広められたと言われていて、宝石を身につけることによって、特別な力を得る事ができるという考えは世界共通です。

 

また、数世紀前までは、高価な宝飾類は王族・貴族といった上流階級の特権でしたが、時代とともに一般にも広まっていきました

 

1月

 

ガーネット

〔アルマンディン・デマントイド・スペサルティン・パイロープ・ロードライト・グロッシュラー・ヘソナイト〕

 

【宝石ことば】真実・友愛・貞節

 

【宝石のメッセージ】あなたに忠実でいたい、変わらぬ思い

 

【ガーネットの逸話】
ガーネットの名は、結晶の形から「種子」や「粒」を意味するラテン語の「granum」から派生したものによるとも言われ、多産や豊穣の象徴とされてきました。

 

ガーネットは最も古い歴史をもつ宝石のひとつといわれています。

 

古代エジプトやギリシャ、ローマでは、装飾品としてはもちろん、血止めや各種の体の不調に効く薬としても用いられていたそうです。

 

また、その真紅の輝きは人々に火や炎を連想させ、ノアの方舟では暗闇を照らす灯火の代わりにされたといわれています。

 

中世においては「石の中に炎が宿っている」と信じられていたそうです。

 

2月

アメシスト

【宝石ことば】誠実・心の平和

 

【宝石のメッセージ】何事もご用心、人生の悪酔いを排除

 

【アメシストの逸話】
アメシストの名前の由来は「酒に酔わない」という意味のギリシャ語「amethistos」。

 

この石を身につけていれば、どんなに飲んでも酔わないと信じられてきました。

 

また、ギリシャ神話には、こんな話があります

 

「ある日、機嫌の悪い酒神ディオニソスが、最初に会った者を虎に襲わせようと考えました。

 

そこへ、月の女神ダイアナの神殿へ向かうニンフ(妖精)のアメシストがやってきました。

 

アメシストの危機に気づいたダイアナが、間一髪のところで彼女を石にして助けますが、ディオニソスはその姿を見てかわいそうに思い、持っていた葡萄酒を石にそそいで美しい紫の宝石に変えました・・」古くから葡萄酒と深いかかわりがあるといわれるアメシストの、美しくも悲しい話です。

 

3月

 

アクアマリン

【宝石ことば】沈着、聡明

 

【石の力】不老、海難防止

 

【アクアマリンの逸話】
ラテン語で「海の水」を意味するアクアマリン。

 

およそ2000年前、ローマ人によって名付けられたといわれています。

 

美しい海の底に住む精の宝物が、浜辺に打ち上げられて宝石になったという神話があるように、古くから海との深い関わりがある宝石です。

 

古代ローマの時代から、船乗りたちはこの石を、安全な航海を約束し、豊漁をもたらすお守りとしていたといいます。

 

また、海の水はすべての命の源であることから、この石には無限の生命力をもたらす力があると考えられ「永遠の若さを象徴する石」「子宝に恵まれる石」とも信じられてきました。

 

片思いの人は、この石を身につけて相手のことを思うと、その思いが届くとも伝えられています。

 

珊瑚

 

【宝石ことば】幸福・長寿・知恵

 

【宝石のメッセージ】魔よけ、招福、厄除け

 

【珊瑚の逸話】
ギリシャ神話では「英雄ペルセウスがメデューサを退治して、その首を手に空を駆け出したとき、したたり落ちた血がペガサスを生み、海に落ちてコーラルとなった・・」と、その起源が伝えられる珊瑚。

 

20世紀に入り、日本からイタリアへの輸出が盛んになると、イタリアの商人たちは日本産の色の淡い珊瑚の美しさに目をつけます。

 

とくに彼らは「ボケ」といわれる淡いピンク色のものをわざと「シャルボ(色あせた)」「インシニフィカンテ(つまらない)」などと価値のないもののように呼び、値が高騰しないようにしました。

 

これも、美しいものをなるべく多くの人々と共有しようとする、美を知り尽くしたイタリア人ならではの心憎い駆け引きなのかもしれません。

 

4月

 

ダイヤモンド

【宝石ことば】永遠の絆、清浄無垢

 

【宝石のメッセージ】不滅、恋の勇気と勝利、潜在意識を引き出す

 

【ダイヤモンドの逸話】
長らく世界最大として知られたダイヤモンドに、イギリス王室を飾るカリナンT世があります(現在は2番目)。

 

これは、530.2カラットのダイヤモンドで、1905年に南アフリカで発見された原石は3106カラットもの大きさでした。

 

鉱山主の名をとって「カリナン」と名づけられたこの石は、イギリスの王に贈られ、カットはアッシャーという技師に任されました。

 

彼にかかったプレッシャーは凄まじく、カットを開始してダイヤが割れたとき、うまくいったにも関わらず、彼は緊張のあまり失神してしまった・・といわれているほどです。

 

こうして世界最大の原石は、アッシャーの見事な技術によって9つの大きな石(カリナンT〜\世)と96個の小さな石にカットされたのでした。

 

5月

 

エメラルド

【宝石ことば】幸運、夫婦愛

 

【宝石のメッセージ】視力の回復、裁判に勝つ

 

【エメラルドの逸話】
エメラルドの歴史は古く、古代には「ヴィーナスにささげる石」と呼ばれていました。

 

紀元前4000年頃にはバビロニアの首都バビロン(現在のイラク周辺)で取引されていたことが文献に残されています。

 

最も古い採掘場所と伝えられているエジプトでは、紀元前2000年にはすでに採掘が始まっていたと考えられ、この石を富や権力、美の象徴として珍重していたといいます。

 

古代エジプト最後の女王「クレオパトラ」はこの石を愛してやまず、ついには自分の名を付けた鉱山を持ち、粉末にして化粧品にも用いたそうです。

 

また、暴君として恐れられていた、ローマ帝国のネロもエメラルドを特に好み、エメラルドでできた眼鏡をつけて闘いを見物したといわれています。

 

翡翠

【宝石ことば】福徳、福財

 

【宝石のメッセージ】五徳(仁知義礼信)

 

【翡翠の逸話】
翡翠の名前は清流に住み、美しい青緑の羽をもつ鳥の翡翠(かわせみ)からついたものです。

 

古くからアジアで珍重されてきた石で、中国で翡翠は「玉(王の持つべき意思)」と呼ばれ、神や皇帝など時の権力者の象徴とされてきました。

 

西太后をはじめとする歴代の皇帝たちに愛され、ダイヤモンドよりも高価で貴重な石として、大切にされてきたのです。一般には、身に着けた者に「五徳(仁・慎・勇・正・智)をもたらし、災いや不幸から身を守る」お守りとして、用いられていたといわれています。

 

また、この石には不思議な霊性があると信じられ「豊穣、生命、再生をもたらす」といわれて、古代には死者を埋葬する際、死者の再生を願って口に翡翠を含ませる、という習慣もあったそうです。

 

6月

 

真珠

【宝石ことば】富と健康、長寿

 

【宝石のメッセージ】処女のシンボル、芸術的センスの増強

 

【真珠の逸話】
古来、真珠は女性の美を象徴する宝石として、人々を魅了してきました。

 

ギリシャ神話では、愛と美の女神・アフロディーテが海の泡から誕生した際に、身体からしたたり落ちた雫が海に沈み、美しい真珠になった、といわれています。

 

歴史上の美女と伝えられる人々にまつわる話も多く、エメラルドをこよなく愛したことでも知られるクレオパトラには、夫のアントニウスと饗宴の豪華さを競う賭けをしたときに、この世にふたつとないほど大きな真珠のイヤリングを酢に溶かして飲み干して、賭けに勝ったという伝説があります。

 

また、唐の玄宗皇帝が楊貴妃のために真珠の風呂を作ったという話は有名です。ほかにも真珠の粉は不老長寿の薬になると信じられ、かの西太后も愛飲していたといわれています。

 

ムーンストーン

【宝石ことば】愛の予感

 

【宝石のメッセージ】夢魔を払う、幸福

 

【ムーンストーンの逸話】
この石は、17世紀頃までギリシャ語で「月」を意味する「selene」から「selenites」と呼ばれていました。月の光が暗い夜を照らして旅人を導くことから「旅の石」といわれ、昔から旅の安全、特に航海のお守りとされてきました。

 

月の満ち欠けによってその輝きを変化させるともいわれ、古代ローマの博物学者プリニウスの著書「博物誌」にも「この石は月の満ち欠けに従って、その形も変化する」と記されています。

 

16世紀のイギリスの国王エドワード6世は、この石によってさまざまなことを予知し、政治を執り行ったといわれています。

 

また、古代インドでも月が宿る「聖なる石」として尊ばれ、農業に従事する人々は豊穣を祈って、この石を農具などにつけていたと伝えられています。

 

7月

 

ルビー

【宝石ことば】情熱、仁愛、威厳

 

【宝石のメッセージ】トラブル、神力・悪魔払い

 

【ルビーの逸話】
古代インドでは「ラトナラジュ(宝石の王)」と呼ばれて崇められていたというルビー。

 

その名前はラテン語で「赤」を意味する「rubeus」からきており、ヨーロッパでは昔から、血や炎、情熱を象徴し、持つ人に勇気と威厳をもたらす石と信じられていました。

 

特に兵士の間では、身に着けるとローマ神話に出てくる炎と戦いの軍神マルスが宿り、勇敢な心を育てて負傷から守るといわれていました。

 

また、ルビーは「色が悪くなると不幸を招く」ともいわれています。

 

それは、16世紀のイギリスの王妃キャサリンは、ルビーの指輪を所持していたときのことです。

 

彼女にはなかなか世継ぎとなる男の子の子宝が恵まれなかったため、夫が侍女に心を移してしまいます。

 

そして、離婚される前に色あせてしまったそうです。

 

8月

 

ペリドット

【宝石ことば】夫婦愛、夫婦の幸福、豊穣

 

【宝石のメッセージ】心の喜び、知恵と分別

 

【ペリドットの逸話】
古代エジプトでは「太陽の石」「太陽から飛んできた石」などと呼ばれて崇拝されていたペリドット。

 

暗闇でも輝く性質をもつことから、困難な状況の中でも希望の光を照らし出し「明るい未来へ導く石」として、大切にされてきました。

 

その輝きがエメラルドに似ているため、別名「イブニング・エメラルド」とも呼ばれています。

 

また、ネイティブ・アメリカンたちは、悪霊や邪気を払って呪いを遠ざける魔よけとしてこの石を使い、ネガティブなエネルギーを寄せ付けないようにしていました。

 

なお、古い時代にはトパーズと呼ばれていたため、古代から中世にかけて伝えられるトパーズの逸話は、このペリドットのことを指している、ともいわれています。

 

サードニクス

【宝石ことば】思いやり、堅忍不屈、剛毅

 

【宝石のメッセージ】憂鬱の解消、裁判に勝つ

 

【サードニクスの逸話】
ギリシャ神話には、サードニクスにまつわる次のような話があります。

 

ある日、キューピッドが眠っているヴィーナスの爪を矢じりで切る遊びをしていました。

 

すると、爪の破片がインダス川に落ちて、サードニクスになった・・というものです。「爪」の意味のオニクスが名前についているこの石。

 

神話が先か、名前がつけられたのが先かは定かではありませんが、古くから愛と美の女神、ヴィーナスと関わりの深い石です。

 

例えば、夫婦和合のお守りとして、また恋人の愛情を強めてくれる「愛」を象徴する石として知られてきました。

 

サードニクスがキューピッドの役割を果たすと信じられてきたのです。

 

また、お産を軽くするお守りとしても用いられてきました。その他、この石を持つことで悲しい出来事から身を守り、幸福になれるともいわれています。

 

9月

 

サファイア

【宝石ことば】誠実、徳望、貞操

 

【宝石のメッセージ】浮気封じ、信仰、高潔

 

【サファイアの逸話】
古代ペルシャでは「大地を支える石」と考えられていたサファイア。

 

そのきらめく青さから、この世界は巨大なサファイアの上に載っていて、空が青いのはサファイアの色を反映しているからだ、といわれていました。

 

また、旧約聖書の「出エジプト記」の中では、神がモーゼに授けた十戒の2枚の石版が、サファイアでできていたといわれています。

 

そのため、サファイアは賢者と聖職者にこそ相応しい石とされ、12世紀以降のヨーロッパでは、聖職者の右手には聖なるシンボルとしてこの石の指輪が輝いているのが常でした。

 

ルネッサンスが花開いたころのローマ法王シクストス4世は、300カラットもある大きなサファイアの指輪を身に着けたまま、埋葬されたといわれています。

 

10月

 

オパール

【宝石ことば】希望、無邪気、克己

 

【宝石のメッセージ】名誉の保護、心眼

 

【オパールの逸話】
古代ローマ時代、オパールは幸せと希望を象徴する「神の石」として珍重されていました。

 

博物学者プリニウスの著書「博物誌」の中で紹介されている話に有名なものがあります。

 

紀元前1世紀、ローマの元老議員ノニウスは、10cmもの大きさのオパールが付いた指輪を持っていました。

 

その評判を聞いた将軍アントニウスが、妻のクレオパトラにプレゼントしようと、それを譲ってくれるよう頼みましたが、ノニウスは承知しません。

 

アントニウスは怒り、彼をローマから追放します。

 

それでも彼はそのオパールだけを持って、人知れずローマを去り、その後の彼を知る人はいなかった・・というものです。

 

彼にとって、オパールはそれだけ価値のある石だったことがわかる話です。

 

トルマリン

【宝石ことば】すべてを満たす、以心伝心

 

【宝石のメッセージ】ひらめき、円滑な人間関係

 

【トルマリンの逸話】
トルマリンの色は、赤は集中力を高め、個性を伸ばす力。

 

青は心を豊かにして、愛や慈悲の心を育む力。

 

褐色は人間関係を円滑にして、目的意識を高める力。

 

緑は疲れた心を癒し、積極性を高めて幸運や富を呼ぶ力。

 

黒はネガティブな感情を払いのけ、生命力を高める力。

 

無色は色の付いたトルマリンと一緒に使うことで、そのパワーをより高める・・などです。

 

また、ひとつの結晶に複数の色をもつものは、その色の数が多いほどパワーが強いといわれています。

 

誕生石に選定されているのはピンクですが、それにとらわれず、気分によって色を変えて楽しむ価値のある石です。

 

11月

 

トパーズ

【宝石ことば】友愛、希望

 

【宝石のメッセージ】幸福、友情、洞察力

 

【トパーズの逸話】
トパーズには、その名にまつわる有名な話があります。

 

大昔、紅海に浮かぶトパズイオス島(現在のゼベルゲット/セントジョーンズ島・アメリカ領.カリブ海)では、紀元前からトパーズの採掘がされていました。

 

しかし、この島は常に霧に包まれ、たどり着くのは困難でした。そのため、ギリシャ語で「探し求める」という意味の「topazos」に由来して島の名がつき、そこからこの石をトパーズと呼ぶようになったというものです。

 

ところが、この話の中のトパーズは、実はペリドットのことだといわれています。

 

古代から中世にかけては、国によってペリドットをトパーズと呼んでいたため、混乱したのだと思われます。

 

現在では、国際協定によってペリドットと宝石名が統一され、トパーズと混同されることはなくなりました。

 

シトリン

【宝石ことば】友愛、希望

 

【宝石のメッセージ】繁栄、慈しみの愛、希望

 

【シトリンの逸話】
黄色〜黄金色をしたシトリンは、古くから「太陽を象徴する石」とされてきました。

 

心の中の暗い部分に陽光のように光をもたらし、迷いや悩みを解消して、持つ人に自信と希望を与えて生命力を高めてくれると信じられ、身体にパワーを与えてくれる石として、お守りにされてきたのです。

 

また、昔から商売繁盛と繁栄の象徴である「幸福の石」とも呼ばれ、周囲に人を集めたり、物事をスムーズに動かして富と財産を築くともいわれてきました。

 

なお、中世ヨーロッパでは、ペリドットと同じくこの石も「トパーズ」と呼ばれ、上流階級の人々に非常に愛されたといわれ、シトリン・トパーズと呼ばれるのは、その名残ともいわれています。

 

12月

 

タンザナイト

 

トルコ石

【宝石ことば】成功、命中

 

【宝石のメッセージ】旅の守護、繁栄、与える喜び

 

【トルコ石の逸話】
紀元前数千年の昔から、魔よけとして用いられてきたターコイズ。

 

「トルコ石は自分で手に入れるより、人から与えられると幸せになれる」と伝えられています。

 

特に女性が男性に贈る場合はその効果が倍になり、贈った女性にも大きな幸せが訪れると信じられています。

 

また、中世には「危険が迫るとその色を変えて持ち主に知らせてくれる石」といわれ、持ち主を危険や不幸から守り、さらに、愛する人を思って身に着けると、その人をも守る、と信じられてきました。

 

広く身を守る石として使われてきたことが伺えます。

 

ところで、トルコ石と呼ばれますが、実際にはトルコでは採取されません。

 

この名前は、イラン産の石がトルコを経由して地中海方面へ運ばれたことに由来します。

 

ラピスラズリ

【宝石ことば】健康、愛和

 

【宝石のメッセージ】清浄、信仰心、薬効(疫病払い)

 

【ラピスラズリの逸話】
群青色の空に無数の星がきらめくようなラピスラズリは、夜に旅する者の道しるべを象徴するといわれ、メソポタミアの神話でも、美と豊穣の女神・イシュタルが、冥界に赴く際に護符として身に着けていたといわれています。

 

エジプトでは「天空と冥界の神・オシリスの石」とされ、普遍的な真理を象徴する最高の力を秘めた護符として、ミイラや墳墓の副葬品として用いられていました。

 

中でもツタンカーメンの墓からは、棺や副葬品に使われた、おびただしい量のラピスラズリが発見されています。

 

有名な黄金のマスクも、目のまわりなど青い部分はラピスラズリでできています。

 

誕生石の制定

アメリカの鉱山学者・宝石学者であったジョージ・フレデリック・クンツが、旧約聖書等を原材料にして各月の誕生石をリストアップします。
その研究に基づいて1912年にアメリカの宝石商組合で誕生石の制定がされて、その後を追うように各国が自国の風土・文化などを考慮し、自国の誕生石を制定していく流れとなっていきます。

 

日本では1958年に全国宝石卸商協同組合が制定しています。

 

宝石ビジネスとしての場に登場した歴史はそれほど古くはない誕生石ですが、誕生石という考え方のルーツは非常に古い歴史のあるものです。

 

最初に誕生石のもととなった逸話は旧約聖書の「出エジプト記」であり、その中の記述にイスラエルの祭司たちの祭服の左脇にある胸当てに、12種類の宝石が並んでつけられていたというところです。

 

この宝石の記述はシナイ山で主がモーセに指示したものなので、紀元前の宗教的な背景のある伝統的なものであると言えます。

 

この12個の宝石はユダヤ教のブレストプレートという飾りにはめ込まれていたものがもとになっています。

 

更に、この12という数字は1年の月の数としても扱われるようになっていった歴史上、とても重要な意味があります。

 

国別の誕生石
  日本 アメリカ
1月 ガーネット ガーネット
2月 アメシスト・クリソベリルキャッツアイ アメシスト
3月 アクアマリン・・珊瑚・アイオライト アクアマリン・ブラッドストーン
4月 ダイヤモンド・モルガナイト・クリスタルクオーツ ダイヤモンド
5月 エメラルド・翡翠 エメラルド
6月 真珠・ムーンストーン・アレキサンドライト 真珠・ムーンストーン
7月 ルビー・スフェーン・カーネリアン ルビー・アレキサンドライト
8月 ペリドット・スピネル ペリドット・サードオニクス
9月 サファイア・クンツァイト サファイア
10月 オパール・ピンク.トルマリン オパール・ピンク.トルマリン
11月 トパーズ トパーズ
12月 トルコ石・ラピスラズリ・タンザナイト・ジルコン トルコ石・ジルコン

 

  イギリス オーストラリア
1月 ガーネット ガーネット
2月 アメシスト アメシスト
3月 アクアマリン アクアマリン
4月 ダイヤモンド・水晶 ダイヤモンド・ジルコン
5月 エメラルド・クリソプレーズ エメラルド・グリーントルマリン
6月 真珠・ムーンストーン 真珠・ムーンストーン
7月 ルビー・カーネリアン ルビー・カーネリアン
8月 ペリドット ペリドット
9月 サファイア・ラピスラズリ サファイア・ラピスラズリ
10月 オパール オパール
11月 トパーズ トパーズ
12月 トルコ石 トルコ石

 

  カナダ フランス
1月 ガーネット ガーネット
2月 アメシスト アメシスト
3月 アクアマリン ルビー
4月 ダイヤモンド ダイヤモンド・サファイア
5月 エメラルド エメラルド
6月 真珠・カメオ ホワイト.カルセドニー
7月 ルビー カーネリアン
8月 ペリドット サードニクス
9月 サファイア ペリドット
10月 オパール・タイガーアイ 真珠・アクアマリン
11月 トパーズ トパーズ
12月 オニクス・ジルコン トルコ石・マラカイト
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