オパール 色の種類が豊富で遊色がきれい


オパール 色の種類が豊富で遊色がきれい

 

オパール 色の種類

オパールってきれいな色の種類がたくさん出ているのでとても欲張りな宝石です。

 

”ルビーのレッド、エメラルドのグリーン、トパーズのイエロー、サファイアのブルー、アメシストのバイオレットのさまざまな色の種類がひとつのオパールの中で見事に融合されて輝いている”と、イタリアの博物学者であるプリニウスは絶賛しています。

 

オパールはほかの宝石と比較して特殊な鉱物で、低温でけい酸分や生物殻が堆積してできていて、特定の結晶構造をもたないめずらしいもので、一番の特徴である含水率は3〜10%もあって、中にはそれ以上になる場合もあるのです。

 

やはりあの瑞々しさはやっぱり”水”を含んでいるからなのですね。

 

なので、乾燥は大敵であり、本来の水分が減ってしまうと表面に細かいヒビが入ったりするので、直射日光のあたる場所に放置したり、湿度の低い場所には特に注意してください。

 

指輪などに付いているオパールを保管する場合は、コップなどの水の中に入れておくと乾燥から守れることになるのでお勧めです。

 

オパールの種類としては、多色性のあるオパール全体をプレシャスオパールと言って、そのなかに、ホワイトオパール(オーストラリアオパール、エチオピアオパール)とメキシコオパール(ファイヤーオパール、ウオーターオパール)があります。

 

オパール 色の種類

さらに、一番人気のブラックオパールと母岩の付いたボルダーオパールがあって、最後が単一色のコモンオパールになります。

 

オパールは古代ローマから貴族などに人気だった宝石であり、クレオパトラも将軍アントニウスからプレゼントされて、こよなくオパールを愛したひとりなのです。

 

また、古代のバビロンやエジプトでは光と水のお守りとして重宝され、イギリスのビクトリア女王もオパールを常に身につけていたといわれていて、鉱物としての特殊な成り立ちと、多色性の美しさは宝石の中でもオパールだけの特徴です。

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